« 誰とも争わない生き方(秋山佳胤先生&清水浦安先生のお話し会) | トップページ | 「あわあわ」で麻ひもワークショップ(with 森美智代先生) »

2016年10月26日 (水)

「子どもの姿は社会の窓」 ~神林俊一さんの講演会

20161026_1_3

現在、日本人の3人に1人しか「自己肯定感」を持っていない
これは、世界の国の中でも、とても低い数値だ。

そうおっしゃるのは、2011年の震災以降ずっと、気仙沼で被災地の子どもたちの居場所を作る活動をされている「かんぺーさん」こと神林俊一さん(写真左)です。

かんぺーさんは、一般社団法人プレーワーカーズの理事兼事務局長であると同時にNPO法人日本冒険遊び場づくり協会の運営委員として、子どもたちが主体的に遊べる場所作りに携わってらっしゃいます。

上記の「自己肯定感」とは、「自分は、かけがえのない大切な存在だ」と感じることで、自立をするための重要な要因だそうです。

これを感じられずに育つ子供(や大人)が多い国が、現代の日本なんですね。

悲しいけど、なんだか解ります。

20161026_2

かんぺーさんが、被災地で出会ったティーンエイジャーの子の中には、「津波があって良かった。うるさいジジイ、ババアがいなくなったから。」と言った子たちがいたそうです。

これだけ聞くと、とても酷い子たちだと感じるかもしれません。

でも、「そんなことを言うほど、震災前から、その子たちは苦しんでいたのだ。」と、かんペーさんは言います。

その子たちは、震災直後の混乱時は、生き残った年配者たちに、力仕事などで頼られて感謝され、自己重要感を感じて嬉しかったそうです。

そして、かんぺーさん達の作った、自由でクリエイティブな遊び場で、先入観の無い目で自分たちに接する小さな子供たちの面倒を見るうちに、笑顔も増え、社会人として自立していったそうです。

これについて、塚本ガクさん(写真右。日本冒険遊び場づくり協会の運営委員)も、以下のように、おしゃってました。

今、愛知県でも、「テロや災害で、明日学校がなくなってしまえばいい。」と思っている子が何人もいるだろう。 そう思うほど苦しんでる子供たちがいる現状を、災難が来て初めて大人が問題意識を持つのでは遅すぎる。

その通りだと思います。

子どもたちが心から行きたいと感じる学校は、とても少なそうですよね。

20161026_3

それに今、子供の教育の場は、「学校」だけが大きな比重を占めています。

でも、本来は、①学校、②家庭、③地域、④社会など、分散してなされることが自然です。

かんペーさんは、これまでの「大人が教え込む」ような教育ではなく、欧米諸国が取り入れているような、子供が主体性を持って学んでいけるアクティブ・ラーニングが必要なのでは?とのことでしたが、本当に共感します。

今って、勉強だけでなく、遊びまで、大人が作り上げて、ルールや遊び方もすべて決められた通りにやることが多いですよね。

子どもたちが、自分で創意工夫する余地が無い玩具だけで遊んだり、ゲームなどバーチャルな世界だけで遊んだり。。。

それらが悪いわけではないんですが、それだけに偏ることは、不自然な気がします。

かんぺーさんや、ガクさん達の作る「自由な遊び場 プレーパーク」は、現在全国に500か所以上に増えていますが、もっともっと、子供が自由にのびのび遊んだり、自由な発想で工夫して楽しめる余地のある遊びが増えるといいですね。

ところで。。。

「子どもにとって、遊びは単なる余暇ではない」

「遊ばないと心が死んでしまう」

「くう(食う)、ねる(寝る)、あそぶ(遊ぶ)」は、とても大切なこと」

こうした、かんペーさんの言葉は、はたして子供たちだけに当てはまるものでしょうか?

« 誰とも争わない生き方(秋山佳胤先生&清水浦安先生のお話し会) | トップページ | 「あわあわ」で麻ひもワークショップ(with 森美智代先生) »

体験レポート/日記」カテゴリの記事

奇跡の人、素敵な人」カテゴリの記事

心のお話」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1503757/68126465

この記事へのトラックバック一覧です: 「子どもの姿は社会の窓」 ~神林俊一さんの講演会:

« 誰とも争わない生き方(秋山佳胤先生&清水浦安先生のお話し会) | トップページ | 「あわあわ」で麻ひもワークショップ(with 森美智代先生) »

2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ