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2013年10月15日 (火)

いのちの意味を教えてくれる絵本(6)~『オフェリアと影の一座』

20131015

ある意味では「光は良いもので、影は悪いもの」と単純に言うこともできますが、結局、正反対に見える全てのものは、同じコインの表と裏のようなものでもありますよね。

だから、平和で静かで、そこに神様の愛が入るスペースがある心は、裏返ったコインを表に返すように、自分だけでなく周りのネガティブなものもポジティブに変えてしまうパワーがあるのかもしれません。

代表作『モモ』の他、数々の名作を残しているミヒャエル・エンデの作品の一つ『オフェリアと影の一座』(岩波書店 絵本)は、そんな内容の物語です。

私自身の解釈でのあらすじは以下ですが、とても深いお話なので、ご興味のある方は、図書館などでも一度、実際にお手に取られると、また別の、より深い解釈や、感動があることと思います。

人目に出ないで陰で行なう地味な仕事を、長年こなして年老いた後、失業したオフェリアおばあさんは、静かで温かい心で、行き場を失った「影」たちを次々と引き受けていきます。

そのせいで、一時は苦難に合うものの、その苦難も心静かに引き受けて、流れに身を任せるうち、逆に引き受けた「影」たちに助けられるようになっていきます。

そして、最後に引き受けた大きな「影」によって、大いなる光の世界に帰るのです。

ネガティブなものを受容し包み込むことで、ポジティブに変容させてしまうところが、愛の偉大さなのかもしれませんね。

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