『しあわせのパン』~わかちあって癒される~
前回の記事で、ちらっと触れた映画『しあわせのパン』についてです。
北海道で、宿泊できるパン・カフェを営む若い夫婦と、そこに訪れるお客さんとのふれあいを通して、いろんな人生模様が描かれている映画です。
毎日をゆっくりと丁寧に暮らしながら、心をこめてお客さんをおもてなしするオーナー夫妻の様子に、心なごみます。
そして、私の場合は、特に、三組目のお客さん(老夫婦)が訪れた以降のストーリーが良かったです。
未来の希望を失い、最初は、「(このまま生きていても)年のせいで、出来なくなることが更に増えていくばかり。」と言っていたおじいさんが、カフェに滞在し、温かいもてなしを受け、他の人たちと触れ合ううちに変わっていくのです。
最初のきっかけは、それまでパンが嫌いで食べなかった妻(おばあさん)が、おいしそうにパンを食べ始めたことなんですが。。。
それから、そのおじいさんは、「(いくら年を取っても)人は生きてる限り変わり続ける。」ということに気づき、生きる希望を見出すのです。
そこに描かれているのは、見ず知らずの他人同士でも、人と人が心を通わせ、よい時間を分かち合うことで生まれる大きな癒し。
主人公のパン・カフェのオーナーの水縞くん(大泉 洋)の好きな言葉は「カンパニオ」。
「仲間」という意味なんですが、その語源は「パンを分け合う人」なんだそうです。
「人はパンのみにて生きるにあらず(=人は、物質的な充足だけでは生きていけない。)」と言いますが。。。
私たちがパンを分け合う時、分け合っているのは、パンだけじゃなくて。。。
そして、それを分け合うことは、どんな言葉よりも、どんな薬よりも、癒しのパワーを持っているんですね。
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