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2012年12月13日 (木)

いのちの意味を教えてくれる絵本(3)~『神の道化師』『ちいさな曲芸師バーナビー』

20121213

もしも、ありあまるほどお金があって、一生遊んで暮らせたら。。。誰でも心から幸せになれるかって言ったら。。。たぶん、答えはNOですよね。

誰でも、「自分が役に立つ人間でありたい」という願望を心の中に持っているそうで、その実感が全然ないと、どんなに贅沢な暮らしをしても、飽きてしまうだけで、どこか心が満たされず、幸せを感じられないんだそうです。

たとえば、失業して、なかなか仕事が見つからない時には、お金のことも心配になりますが、多くの人にとって、それよりも辛いのは、「自分が社会から求められていない人間なんじゃないか?」「自分は、人に迷惑をかけているだけで、役に立たない人間なんじゃないか?」という気持ちが頭をよぎることだと思います。

自分の仕事や、自分自身に自信が持てない時にも、感動とともに大切な基本を思い出させてくれる絵本が、トップの写真の2冊、『神の道化師』トニー・デ・パオラ作(ほるぷ出版)と、『ちいさな曲芸師バーナビー』バーバラ・クーニー作(すえもりブックス)です。

両方とも、フランスの古い民話『聖母マリアの曲芸師』を題材に、作者それぞれのテイストで書き直されています。

私が、このお話を最初に知ったのは、トニー・デ・パオラさんの『神の道化師』の方で、古本屋さんで立ち読みしながら、感動して涙が出てきてしまったのを覚えています。

内容を簡単に書くと。。。

両親のいない、曲芸の得意な少年が(『神の道化師』では少年の老後)、あるクリスマスの日に、みんなが神様へ捧げ物をしているのを見ます。
でも、自分は、芸の道具以外何も持っておらず、捧げたくても捧げる物がありません。
(『ちいさな曲芸師』の方では、少年は、そんな自分をとても惨めに感じます。)
けれど、その時、自分に出来る唯一のことは、曲芸をして人を喜ばせることだと気づき、聖母子像の前で、全身全霊をこめて曲芸をします。
ただ自分に出来ることをして、自分の身を神に捧げるのです。
すると、そこに奇跡が。。。

というお話です。

よく「職業に貴賎はない」と言われるものの、実際には、収入の多い仕事や、高学歴が必要な仕事をする人がエリートとされたり、肉体労働や収入の少ない仕事をしている人は、社会的地位が低く見られてしまうようなこともありますよね。

それに、明るく人を楽しませるような仕事をしている人は、ラクして、遊んでいるように見られがちです。

でも、本当は、どの仕事も、人に喜んでもらえるようにやるためには、たくさんの努力や苦労が必要だし、職種によって、人間のレベルが測れるようなものでもありませんよね。

(たまたま、今の経済システムでは、職種によって収入の多い少ないが発生してしまうだけの話です。)

これら2冊の絵本を読んで私が感じるのは、

「一番大切なのは、自分らしく、自分を生かせることを、心をこめてやること

そして、自分を生かせることが何なのか分からなければ、まずは、目の前のことを、心をこめてやること。

結局、何をするかより、どんな気持ちでそれをするかの方が大切。」

・・・というようなことです。

そして、このお話は、数あるクリスマスのお話の中でも、一番と言えるほど私の好きなクリスマス・ストーリーです。

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