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2012年10月 1日 (月)

『秋日和』&『晩春』~美しい親子の絆~

http://www.youtube.com/watch?v=3f75WMF8JlI&feature=my_watch_later_videos&list=WL7469B3D8D3517FFD

※以下、長文なので、太字だけ読むと概要がわかるようにしました。

以前の記事(『麦秋』 ~結婚の条件?~)で、小津安二郎監督の『麦秋』という映画について書かせていただきましたが、今回は『秋日和』という作品をご紹介しながら、親子関係について書きたいと思います

先日の記事(子供は親を選んで生まれてきた? ~人が生まれる目的~)で、「親を助けるために生まれた」と言う子供も多いらしいという話をしましたが。。。
真偽はどうであれ、どんな子も心の奥には親を助けたいという気持ちを持っているし、親も子供の幸せを願うものです。

ただ、状況によっては、お互いの幸せを勘違いしてしまったり、慣れ親しんだ関係なだけに、一歩間違うと共依存になってしまうこともあるかもしれません。

なるべく健全な形で親孝行や子育てが出来るのが一番いいと思うんですが、程良いバランスが取りにくい家庭環境もあるかと思います。

小津監督の『秋日和』『晩春』には、とても美しい親子の絆が描かれています

小津監督の作品は、ストーリーは日常的なシンプルなものが多いようで、特別ドラマチックなものではありませんが、私はそこが気に入ってます。

これらの作品も、例外でなく、『秋日和』は、父親が他界し、母親と二人で暮らす娘が、その母親を残してお嫁に行くのをためらう話。
『晩春』の方は、母親が他界し、父親と二人で暮らす娘が、その父親を残してお嫁に行くのをためらう話です。

『晩春』の方が古く、原節子さんが、娘役を演じてらっしゃって、『秋日和』では、同じ原さんが母親役を演じてらっしゃいます。

古き良き日本のお話とも言えるかもしれませんが、根本的なところは現代と全く変わらないように思います。

『晩春』では、娘役の原さんの素晴らしさは言うまでもありませんが、昔気質のお父さん(笠智衆さん)の人間味ある魅力があって、父親としての深い愛情を持った大人なのに、娘に痛いところをつかれた時は、エラそうな態度取ってごまかそうとする子供っぽいところも同居してるんです。
それって男の人にありがちな可愛い欠点というか人間味の一つですよね(笑)

そして、『秋日和』母親役の原節子さんは、もう本当に素晴らしいの一言です!
原さんは、外見もお美しいんですが、身のこなしや、内面から醸し出される品の良さが素晴らしいです!
お若い頃より、むしろ母親役くらいの年齢の原さんの方が、私には素敵に見えますので、美しく年齢を重ねることの見本を見せてもらった気がします。

ところで、話が逸れましたが、結局、どちらの話も、親が小さな優しい嘘(最後には嘘とわかる)をついて、娘を無事お嫁に行かせます。

古い時代の映画だということもあって「結婚して自分の家庭を作ること」イコール「子供の自立と幸せ」という感じで、そのようなストーリーになっているんだと思いますが。。。

私は、必ずしも健全な親子の絆のポイントが「結婚」という意味で、この記事を書いているのではありません。 

人にはそれぞれの人生の目的や使命などあると思いますし、私の尊敬している人の中にも、ずっと独身だったり、ずっと親御さんと一緒に暮らして面倒を見ながら、ご自分の使命や目的を果たしている素晴らしい方たちがいらっしゃいます。
(それに、偉いお坊さんや、聖者のような精神性が高い人も結婚しません。)

一方、ご兄弟が先に結婚して家を出ていたり、ひとりっ子の方で、親のために我慢して、好きな人との結婚を諦めたり、転勤を断って退職したり、会社の寮に入るのを諦めて超遠距離通勤をしている人も何人か知っています。(親御さんは健康で、経済的にも問題はありませんが、精神的に頼られているようです。)

後者も、一概にそれが悪いとは言えないと思います。

私も父が他界して、弟家族は別のところに住んでいて、今は母と二人で暮らしているので、その責任感は、すごくよくわかりますし、そうじゃなくても、身内に頼られれば、見捨てられない気持ちは誰でも同じでしょう。
また、逆に、依存しないといられない状況で育って親になった人もたくさんいらっしゃるとも思います。

なので、後者の場合は、ちょっと難しいですが、なるべく客観的に自分たちを見て、(子供側は、特に親の欠点も客観的に見て)、気づいている側が、相手に対して大人な態度で接するのも大切なんじゃないかという気がします。

でも、ずっと渦中にいると、なかなか客観的に見ることも難しいですし、面倒なので、つい言いなりになってしまったり。。。
本来あるべき形というのも解りにくいかもしれません。

そんな時、小津監督の映画は、少しは参考になるかもしれません。

ひょっとして、独身のお子さんが悩みの種だという親御さんは、「うちの娘は、こんな良い子じゃないから上手くいかない。」と思うかもしれませんし、親が子離れしてない場合は「うちの親は、まったく正反対だから無理。」と感じるかもしれませんが、健全で美しい親子関係のお手本や理想像を見たり、ただ心で感動することにも、意味があるような気がします。

ちなみに、こちらで共依存チェックができます。→共依存チェック(※恵比寿メンタルクリニックさんのチェックシートをリンクでお借りします。)

私は、20問中3問当てはまりましたが、一応セーフでした。
私も、「人の役に立つ生き方をしたい」と思いがちなので、一歩間違うと共依存になると思うんですが、案外マイペースだったみたいです。。。(-_-;)

でも、質問を読んでて、「そういえば昔はこうだったかも?」と思うものが、あと3問ありましたので、人間って徐々に変わるものですね。

ところで、仮にたくさんチェックがついたとしても、恥ずかしいことではなく、それだけハードな環境に耐えてきたということですし、そういう環境を選んで生まれた優しく勇気ある魂の持ち主なのだと思います。
(やっぱり小学生には、小学生用の易しい課題、大学生には大学生用の難しい課題が与えられるのは、魂の世界でも同じことかもしれません。)


自分の本来の目的を思い出して輝きを取り戻すために、時には、専門的な力を借りてみるのも一つの方法かもしれませんね。
(私の友達にもカウンセラーの仕事をしている人や、カウンセリングを受けたことがある人がいますが、素敵な人ばかりです。)

その他の親子関係の記事:
子供は親を選んで生まれてきた?(1) ~人が生まれる目的~
子供は親を選んで生まれてきた?(2)(おすすめ動画付き)
『幸福な食卓』~傷ついた心、癒された心~

※『晩春』のシーンを集めたものがYouTubeにありました。

http://www.youtube.com/watch?v=P7m1GdMLrGk

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