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2012年6月25日 (月)

『貧乏入門~あるいは幸福になるお金の使い方』

20120625_422日の記事で、長島龍人さんの『お金のいらない国』シリーズをご紹介させていただきましたが。。。

仮に、お金のいらない国があったら、そこに住む人達が、本物の幸せについて心で理解できていたり、自分の欲求をコントロールできたりする必要もあるかもしれませんよね?

いえ、逆に、そういう人達なら、お金のいる国に住んでいても、お金に心を支配されることなく「お金のいらない国」に住んでいるような幸せな暮らしが出来るかも?

・・・ということで、お金のいらない国に住めるような、そんな人になりたいと思ってる人に参考になりそうな本を見つけました。
『貧乏入門』(小池龍之介 著)です。

「貧乏入門」なんてタイトル、ちょっと前なら、あんまり売れなさそうなタイトルですし、以前からずっとプラス志向の人は「貧乏」という言葉自体がマイナス言葉だと思われるかもしれませんが。。。
この本の意味する「貧乏」は、決してマイナス言葉ではありません。
そういう意味では、「ガンガン儲けるぞ~!」みたいな粗いプラス志向ではなく、平和なプラス志向の本です。

著者の小池龍之介さんは僧侶なので、この本では、仏教的な方向から、(でも仏教の解説ではなく、一般的に)「お金から解放されて幸せに生きる方法」「お金というものの扱い方」が書かれています。

本来は頭でわかる類のものでないことが、わかりやすく論理的に言葉で説明されているんです。

本当に、心の世界が、かなり論理的な言葉で書かれています
(小池さんは、一風変わったお坊さんですが、正直で、とても頭脳明晰な方だと私は思います。)

そして、ご自身も、「昔は欲望に振り回されていた」というようなことを告白してらっしゃって、最初から聖人君主でなく、生身の人間的なところが説得力あるのかもしれません。

私が、このブログで「しあわせ☆プチ貧乏暮らし」カテゴリーを作って、言いたかったけど、なかなかうまく言えてないことも、この本のところどころに、わかりやすく書いてあります。

また、この本の中で、「欲しい物と必要な物を分けてリストを作る」という実践的な方法も紹介されていて役に立ちます。

もしも、「“お金のない社会システム”なんていう夢物語を考えるのは無駄だ」と思えてしまうけれど、「お金の問題から解放されたい」と思っている方がいらっしゃったら、こちらから先に読んでみるのもいいかもしれません。

小池僧侶は、あとがきで、以下のようにおっしゃっています。

貧しい状態にいるときには、つい思ってしまうものです。自分たちが不幸なのは貧しいからであると。そして、その幻想は、豊かさを体験するまで続きます。
豊かさを経験しても幸福になれないのがわかってはじめて、貧しさが不幸の原因ではなく、不幸の黒幕は、心そのものに組み込まれた欲望のカラクリなのだということに気がつきます。ちょうど、いまの日本の私たちのように。
だからこそ、私たちにはチャンスがあると申し上げたのです。
豊かさの後に訪れた危機的状況だからこそ、「欲望のメカニズムを暴いて突破しよう」と方向転換することのできる未曾有のチャンスだと申し上げたいのです。
ところが、日本が必ずしも豊かとはいえなくなってくるとともに、「不幸なのはお金がないせいで、回復すれば幸せになれるにちがいない」という幻想が、日本を再び覆いはじめているように思われます。
この危機に脅えて、ケチケチと節約したくなったり、お金にしがみつくかたちで支配されたりしてしまいますと、再び、欲望の幻想のなかに舞い戻るはめになり、せっかくのチャンスが台無しになってしまいます。

小池僧侶もおっしゃっているように、この時代、「豊かさを引き寄せましょう!」というのを文字通りの意味で理解し、わざわざ欲しい物を探して、物質的な豊かさをじゃんじゃん手に入れようとするのは、かえってプラス思考とは言えないような気がします。

本当にプラス志向で幸せなら、欲しい物はどんどん少なくなっていくはずじゃないかと。

それを長島龍人さんは、「ギブ&テイクじゃなくギブ&ギブの世界。ただ喜んで与えるだけ。(ただし、もちろん与えるためには受け取る人が必要だから、必要なものを受け取る時は、ただ素直に喜んで受け取る。)」と、いうような言葉で表現されています。

また、小池龍之介さんは、「(お金のことで)将来に対する不安というのはまったくありません。月に五万円あれば余裕を持って生活できるという実感があるからです。五万円で、ふだん値札も見ないで欲しいものを全部買えているからです。もちろん、“欲しいものがほとんどないから”ではありますが。」とおっしゃっています。

お金は、もともとは、私たちが便利に幸せに生きるために考え出されたツールです。

それなのに、今は、人間が、幸せのためにお金を使いこなすのではなく、人間がお金に振り回されてしまっているような感じがします。

先日、林泉寺さんの座禅会で出たお話では、「江戸時代は、しょっちゅう火事があったけれど、持ち物もあまり無いので失うものも少なかった。また、2、3日ですぐに新しい家が建ってしまったというくらい簡素な家だったので、失ってもダメージが小さく、すぐに復興できた。」ということです。

旅の荷物も少ない方が身軽ですが、人生の旅路でも所有物は少ない方が、身軽に自由な心で生きられるような気がします。

~お金に関するオススメ本~

『お金のいらない国1~4』

『人にはどれだけの物が必要か』

~その他、関連記事~

幸せのために必要なもの

トランス脂肪酸とお金の話

チョコレートの現実~もしも世界がアセンションするなら~

私たちが本当に求めているもの~幸せの国?ブータン~

本当の豊かさとは?~なごや国際オーガニック映画祭1~

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