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2011年10月19日 (水)

求める味が語る心と体の状態

20111019

「最近、妙に甘い物が食べたい」とか「酸っぱい物が食べたい」とか、特定の味が、妙に欲しくなる経験のある方もたくさんいらっしゃるかと思います。

そこで、今日は、食べたくなる味と、心身の関係について、東洋医学(中医学や漢方)で言われていることを、簡単にご紹介したいと思います。

東洋思想の陰陽五行説では、万物に5つの要素(五行)を当てはめて考えるようです。
その5つの要素というのは、みなさんご存知かもしれませんが、「木、火、土、金、水」の5つです。

そして東洋医学では、その5つの要素を、5つの臓器、及び、その各臓器に関連する別の内臓(腑)にも当てはめて、体と心の働きを診断する一覧表のようなものがあります。

その一覧表では、味の好みと各内臓の不調、そして関連する心の状態などの関係も見ることができますので、ここでは「味の好み」から見る形にして、以下に簡単にご紹介します。

※注意:“五行”に当たる5つの臓器とは、「肝、心、脾、肺、腎」なんですが、東洋医学でいうこれらの臓器は、西洋医学的に見る「肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓」の働きとは別の要素もいろいろ含んでいます。
 特にその臓器と関連した心の働きまで関連付けて考えるところは、西洋医学との大きな違いだと思います。

<酸っぱい味を求める時>
弱っている内臓:肝、胆 ※五行は「木」
心の状態:怒りっぽくなったり、イライラしやすい。憂鬱、決断力低下
     強い口調や興奮気味の口調で、よく喋る
体の症状:目の充血や疲労、ドライアイ、爪の縦じわ、爪のもろさ、筋肉けいれん、消化不良、不眠
オススメ食材:すもも、ニラ、麦、(その他理論的には鶏肉)

<苦い味を求める時>
弱っている内臓:心、小腸 ※五行は「火」
心の状態:喜びやすい。(興奮した感じの喜びで、落ち着いた静かな喜びではない。)
     不安感
体の症状:舌が赤くなる、巻き舌になる、顔が赤くなりやすい
     げっぷ、汗が出やすい、動悸、胸苦しさ、軟便、下痢 
オススメ食材:あんず、らっきょう、きび、(その他理論的には羊肉)

<甘い味を求める時>
弱っている内臓:脾、胃 ※五行は「土」
心の状態:思い悩みやすい。
体の症状:口内炎、口角炎、唇の炎症、唾やよだれ、しゃっくりが出やすい
     食欲不振、胃もたれ、食後に倦怠感、軟便、下痢、おなかが張る、嘔吐
オススメ食材:ナツメ、葵菜、冬葵、おかのり、高きび、玄米、(その他理論的には牛肉)

<辛い味を求める時>
弱っている内臓:肺、大腸 ※五行は「金」
心の状態:悲しみ、憂いやすい。
体の症状:鼻炎、上背部分や額の体毛が濃くなる、咳、鼻水
       疲れやすい、冷え、肌の乾燥、寝汗、汗が出ない、むくむ、声がれ、便秘、下痢
オススメ食材:桃、ねぎ、米類、(その他理論的には馬肉)

<塩からい味を求める時>
弱っている内臓:腎、膀胱 ※五行は「水」
心の状態:不安、怖がる、びっくりしやすい。
体の症状:唾液が多くなる、生殖器官の衰え、難聴、耳鳴り、抜け毛、白髪
       無意識にうめく、老化現象、発育不良、むくむ、頭痛、めまい、頻尿、尿が出にくい 
オススメ食材:栗、大豆、(その他理論的には豚肉)

以上ですが、ここに書いたことだけが、全てではありませんので、「こんな見方もあるのかぁ」くらいに見ていただければと思います

関連記事:
心のピッタ ~体が語る心の状態~

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