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2011年10月10日 (月)

京都ベジタリアンフェスティバル当日レポート2 ~ステージ編~

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昨日の京都ベジタリアンフェスティバル当日レポートの続きです。

今日は、主にステージプログラムについて、お話したいと思います。

特に、今回のトークショーは原発問題や震災からの復興という大きなテーマがメインにあり、内容の濃いお話がわかりやすく伝えられたところが印象的でした。

それでは、お話のほんの一部になってしまいますが、以下に内容を、私なりに簡単にまとめさせていただきます。

※ポイントを太字で書かせていただきますので、時間のない方は太字部分をお読みください。
※興味を持たれた方は、ぜひ各団体の公式サイトをご覧ください。

☆国際環境ジャーナリスト アイリーン・美緒子・スミスさんのお話☆

20111010_1現在、アイリーンさんは、グリーン・アクションという原発廃止と温暖化防止を目指す市民団体の代表を務め、現在の福島の問題はもちろん、日本全国の原子力発電所の現状を把握なさっていて、原発廃止のための活動を行われています。

そんなアイリーンさんは、以下のようにおっしゃっています。
「日本は、広島と長崎で原爆を経験し、今回の福島の問題も経験した国。それは、“原子力の危険性を、最も説得力を持って、世界に訴えることができる”というプレゼントを日本がもらったということ。」

つまり、「日本は、地球全体のためにも、原発のような危険なエネルギーを廃止し、新たな提案をしていく役割を、天から与えられた」と捉えるべきだということでしょう。

そして、アイリーンさんは、その日本の役割を、人まかせ、政府まかせにするのでなく、私達一人一人が行動することが重要だと強調されていました。
「でも、専門的な知識もない私は何をすればいいのか?」と多くの方は、疑問に思われることでしょう。

それについては、「自分の良さを生かす」ことが大切だとアイリーンさんはおっしゃっていました。
「自分が無意識に普段からやっていること」や、「自分が知っていること」、「自然に自分がやりやすいこと」をやることが大切だとのことです。

「私だけが何か言っても」とか「私だけが何かやっても」とか思わず、政府に意見を言う、原発廃止の署名をする、知っている情報を自分の周りの人に伝えるなど、ほんの小さなことでも、とにかく行動することが大切
そして、実際に被害に合われた方のお話を聞き、また、現地から避難されてきた方が近くにいらっしゃったら、その方たちを積極的にサポートしてあげてくださいとのことでした。

本当に、アイリーンさんのおっしゃるように、得意分野は人それぞれなので、小さなことでも何でも自分がやれることをやることが大切だと思います。
おしゃべりが上手な方、文章が得意な方、グループをまとめるのが得意な方、調査やリサーチの好きな方、人のお世話をするのが好きな方、活動団体を経済的に支援できる方。。。みんなが自分の得意分野を生かした小さな行動を起こせれば、大きな力になるでしょう。

グリーンアクション公式サイト → http://www.greenaction-japan.org/

☆フリージャーナリスト 守田敏也さんのお話☆

守田さんが伝えてくださったことの中で、現在、報道でなかなか伝えられていない重要な情報の一つが、内部被爆の実際の危険性です。
食べ物などから放射性物質が摂取される内部被爆と、外側から放射能を浴びる外部被爆では、体に与える影響が全く異なり、同じ量の放射能を浴びた場合、内部被爆では外部被爆の何十倍もの危険性があるそうです。

それは、放射線の種類(α線、β線、γ線)や、その働き方による違いからくるもので、外部被爆では、体にまばらに当たる放射線も、内部被爆では、一か所に集中して、そこの細胞が激しく攻撃されてしまうという理由からだそうです。
一か所の細胞が集中して攻撃されれば、そこの細胞の修復が間に合わず、癌化してしまう可能性が非常に高くなります。

けれども、現在、政府は外部被爆の基準で、内部被爆も測って、食品の安全性を決めています
それは非常に危険なことで、そのために、極端な話、福島周辺に限らず、日本にいる人全員が、多少なりとも被爆していると言えるのではないかとのことです。

そのため、各自、免疫力を上げる努力が非常に重要とのことです。
では、どうやって免疫力を上げたらいいのかですが、それについて、「食べ物を慎重に選ぶことも大切だが、食べ方も重要だ」とのことです。
これは、お医者さんのお話をもとに、守田さんがお話されたことですが、「よく噛んで、唾液を出し、消化を助けること」、「食事の時には楽しい話題だけにすること」なども免疫力を上げる食べ方に繋がるそうです。

また、被爆は癌だけでなく、ありとあらゆる体調不良として出てくるものだが、病院では被爆と認められないことがほとんどだとのことでした。
最近、被爆の兆候として、日本人によく見られる症状は「下痢」「口内炎」「鼻血」が多いそうです。

(過去にアメリカで核実験が行われると、その後、一定期間に渡って、子供たちの学力が低下するとのデータなどもあるそうです。)

そして、放射性物質のこれ以上の拡散を防ぎ、被爆を避けるために、政府などの責任の摩り替えにも注意し、正しく東北の人たちを助けることも重要とのことです。

例えば、

・放射性物質を含む瓦礫や汚泥を別の県が引き受けてはいけない。それは、東電が責任を持って速やかに処理するべき。

・東北の農家を応援するために、小さな子供に汚染の可能性のある野菜を食べさせてはいけない。正しい知識を持った志高い東北の有機農家の多くは、「私達を助けようとして私達の野菜を食べるのはやめてくれ。」と言っている。助けるなら、例えば、そうした農家の人たちが、安全な土地で安全な農業ができるような助け方をするべき。

・三陸沖の漁業者を長い目で支援するためにも、政府は、海の安全性をもっと徹底的に調査するべき。

などなど。

そして、「私たちにできることは?」ということで、守田さんが勧められていたのは、「とにかく一度東北に行って、自分の目で現状を見ること」でした。
「ボランティアじゃなくてもいいから、ただの見物でもいいから現地を実際に見ることで、自分の見方も変わり、何かが変わるでしょう。」とのことでした。

他にも、貴重な情報がたくさんありましたが、全て書ききれませんので、ぜひ守田さんのブログ、「明日に向けて」をご覧下さい。 → http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011

また、以下の方々も、私達ができる震災復興支援について、またその他のメッセージなどを伝えてくださいました。

☆Team SAKE 大関はるかさん☆

東北の集落を周りながら、現地の方々との交流を通して様々な支援活動をされている大関さんから聞くお話は、目頭の熱くなるものでした。

そして、とにかく、現地の方々の話に耳を傾けることの重要性を感じました。
本当に、人は、誰かに自分の苦しみや胸の内を聞いてもらうだけで癒されるものですね。

それを聞くことは、時に聞く人にとっても、精神的に、とても大変なことでもありますが、苦しんでいる人にとっては、大きな助けとなることです。
被災地の方に限らず、人の話に耳を傾けること、お互い傾け合うことは、今、とても大切なことかもしれません。

大関さんのTeam SAKEのブログを通して、被災地の支援もできます。→ http://teamsake.blogspot.com/

☆いきもの多様性研究所 小山直美さん☆

 
「こんな大変な時に、なぜ人間じゃなく動物を助けているのか?」
「それは、他の人たちが人間を支援する中で、動物たちは一番後回しにされるから。じゃあ、自分たちは後回しにされている命を助けよう。」
小山さんは、そう思って、被災地の動物支援をされているそうです。

そんな小山さんからのメッセージは、「今は、被災地での出来事を通して、畜産のあり方を見直すチャンス。」そして、今後、動物を飼いたいと考えている人は、ペットショップでなく被災地や動物愛護センターから、動物を引き取ることも考えてみてほしい。」とおっしゃっていました。

※実際に、日本では、欧米で認められているような基本的な動物保護法も適用されていないため、ペット産業で酷い扱われ方をされている動物が非常に多いです。
「私たちがペットに何を求めているから、そうなってしまうのか?」それを考えることが大切だと思います。

いきもの多様性研究所公式サイト→ http://www.jca.apc.org/~qzu03325/ikimono.html

☆僕生Project ごっちさん☆

「絶対に肉を食べるな」とは言わないが、少なくとも生きている間の家畜の幸せを考えることはとても大切だと、ごっちさんはお話されました。
現状では、工業畜産により、ほとんどの家畜たちは、物として扱われ、非常に悲惨な状況で飼われ殺されています
けれども、「家畜動物の幸せは、消費者の手にかかっているので、少なくとも家畜福祉に配慮した生産者の食品を選ぶことが非常に重要になる。」とのことでした。

これについては、私も、まずは「命あるものを、物として扱うこと」をやめることが本当に重要だと思っています。
どうして、そんな事態になっているかは、やはり消費者の要求による大量生産が大きな原因となっていると思いますので、本当に、ごっちさんの言われるように、私達が自分の消費行動を見直すことは、とても重要かつ有効だと思います。

僕生Project公式サイト→ http://bokuiki.jp/

以上、長くなりましたが、本当にみなさん素晴らしい方ばかりで、頭が下がる思いでした。

私の頭と文章力では、お話なさったみなさんの素晴らしさが伝えきれず申し訳ない気持ちです。

また、ステージ以外でも、動物保護や、菜食関連の団体の出展があり、貴重な情報が発信されたり、原発廃止などの署名活動が行われていました。

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他にも、ベジレシピの配布や、ステージでの、インド舞踊、音楽、ジャグリングなどが、楽しく会場を盛り上げていました。

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